『IT業界にはブラック企業が多いと言われる理由を解説します』
IT業界に特化した話をします
『ここではIT業界に特有のブラック企業について説明します』
ブラック企業と言われる会社はIT業界以外にも多くあります。多くは経営陣が怠慢で社員の人格や生活を軽視していたり、経営陣でなくても社内で力のある人が身勝手な行動をして部下を困らせたりと人に起因することが多いのではないかと思います。
ここではIT業界に特化してIT業界であるがゆえにブラックになってしまう構造的なことに着目して説明します。
なぜIT業界でブラックなことが起こるのかを知っておくことで、ブラックな会社や案件を避けることが出来ると思いますので最後まで読んで頂ければと思います。
ブラック企業とは
『IT業界にあるブラック企業』

IT業界の企業で起こるブラックな事柄としては主に以下があります。
・残業が多い
・休日も働させることがある
・職場の雰囲気が良くない(殺伐としている)
・給料が安い
・まともな教育を受けられない
・入社前に言われていたことと違う仕事をさせられる
※ここでは、残業代が支払われない、セクハラをされるなど法律的にも問題があることについては、IT業界である以前の話であるため触れていません。
なぜIT業界でブラックな事がお起こるのか
『IT業界でブラックなことが起こる要因は2つある』
筆者は、IT業界でブラックなことが起こる要因は2つあると考えています。
●ソフトウェアを作っているから
●多重下請け構造で仕事を受けているから(委託先の階層構造)
「多重下請け構造で仕事を受けているから」については、「IT業界ってどんなところ?」の「委託先の階層構造」で説明しているのでそちらを見て下さい。
なぜソフトウェアを作っているとブラックが起きるのか
『システム開発(ソフトウェア作成)の見積もり(工数・作業量)は難しい』
システム開発(ソフトウェア作成)は蓋を開けて見なければ分からない部分が特徴としてあります。
既存のシステムの機能追加や変更やなど今までの開発経験がそのまま生かせる場合などは問題ない場合も多いですが、新規開発の案件であるとか、今まで開発を行っていたのとは別の会社が開発を行う場合など今までのノウハウの蓄積が生かせない場合には、見積もりの根拠が薄いくなり見積もりと実際とが乖離することが多々あります。
また、お客様の予算が少ないなどの理由で見積もりを低くしたような場合には、開発プロジェクトとしてはエンジニアを入れる必要があるのが分かっていても予算がないとの理由でエンジニアを増員出来ない場合があります。
必要な時に適切にエンジニアをプロジェクトに入れないとどうなるかと言えば、今プロジェクトにいるエンジニアが残業や休日出勤してでもシステム開発の作業を進めざるを得なくなります。
そして高稼働や休日出勤が続き更には納期が迫ってくるとプロジェクトのメンバーは疲労やストレスのピークを迎え、感情のコントロールが難しくなり殺伐とした雰囲気が蔓延した(時には、罵声が飛び交うような)状態が起こってしまいます。
その様な状態が先ほどIT業界の企業で起こるブラックな事柄に上げた以下の状態です
・残業が多い
・休日も働させることがある
・職場の雰囲気が良くない(殺伐としている)
なせ多重下請け構造だとブラックが起こるのか
『階層が下の会社は売り上げも低く社員の給料も低くなる』
お客様から見て下の階層(遠い位置)であればあるほど、マージン(手数料、利益)を抜かれてしまい、その残りが売上となり、入ってくるお金が少なくなります。そのため、社員の給料や社員を教育するための経費もあまり使えないなどという状況が生じます。
また、所属する会社からチーム(数人)でプロジェクトに入っていれば、先輩社員が後輩を教育したり技術情報を共有したりすることもできますが、その会社から単独でプロジェクトに入る様な場合には教育してもらうことがなかなかできない状況におかれます。
そして、階層が下の会社は立場が弱い場合も多く、上位層の会社からの要求をのまなければならない場合もあり、無理な稼働(残業・休日出勤)などもせざるを得ないケースもあります。
階層が低い会社は立場が弱い事もあり、売上を確保するために希望しない案件を受注することもあります。そのため、入社時に聞いていた話を違うような案件の仕事をさせられる場合があります。
その様な状態が先ほどIT業界の企業で起こるブラックな事柄に上げた以下の状態です
・給料が安い
・まともな教育を受けられない
・入社前に言われていたことと違う仕事をさせられる
ブラック企業を避けるためのポイント
『ブラック企業を避けるためには見積もりがきちんとできる要件を満たし、仕事を選べる立場の会社であるかを見極まる必要があります』
ブラック企業を避けるためのポイントは以下の通りです。
◇見積もりがきちんと行えるかの条件
・今まで行ってきた案件のノウハウを使って行える案件であること。
◇出来る限りお客様に近い階層で仕事を受けている会社であること
フリーランスエンジニアになっても社員並みの保障が得られます
『会社からの抜け出してフリーランスエンジニアになっても社員並みの保障を得たいという人におすすめ』
Midworks(ミッドワークス)がおすすめです。
Midworksは福利厚生にとても力を入れているフリーランスエンジニア エージェントです。案件を紹介してくれるだけでなく、Midworks で紹介された案件の仕事をすることで以下の様なサービスを受けられます。
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- 生命保険半額負担
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- リロクラブの使用
- キヤリア支援費(スキルアップとみなされる前提)毎月1万円支給
- 交通費 月3万円補助
まとめ
IT業界がブラックが多いと言われるゆえんは構造的な部分が大きいと思います。それゆえにその構造を理解した上で働くな場所を選ぶ様にする必要があります。