フリーランスエンジニア 業界動向

『Midworks』をおススメしない理由【福利厚生は手厚いが使えるとは限りません】

フリーランスエージェントの『Midworks(ミッドワークス)』は福利厚生が手厚いことを宣伝しています。

昨今のエンジニア不足やフリーランス指向を背景にフリーランスエージェントが乱立する中にあって、『Midworks』は福利厚生が手厚いことで差別化を図り業績を伸ばしてきました。

しかしながら、はたして福利厚生が手厚いからといって『Midworks』を利用することにメリットはあるのでしょうか?

案件をフリーランスエージェント経由で獲得している私がフラットな視点で『Midworks』を利用することがおススメなのかを検証します。

 

 

『Midworks』が提供する複利厚生サービス

まずは『Midworks(ミッドワークス)』が提供する福利厚生サービスの概要を見ていきましょう。

『Midworks』の福利厚生サービスがこちらです。

Midworksをおススメしない理由
  1. 報酬保障サービス
  2. 生命保険の半額負担
  3. フリーランス協会に無料加入
  4. 会計クラウドfreeeの無料利用
  5. 福利厚生倶楽部の使用
  6. キヤリア支援費の支給
  7. 交通費の支給

 

①報酬保障サービス

次の仕事が見つかるまで月額契約単価の80%を日割りで受け取ることができる給与保証制度です。

この制度を利用するためには以下の条件をクリアする必要があります。

  • Midworks経由で案件を請けていること。
  • Midworks面談後、4回以上案件の面接を受けること。
  • Midworks以外で案件受注や営業活動をしないこと。

 

②生命保険の半額負担

Midworksが指定した生命保険会社の保険料を半額負担してもらえるサービスです。

  • 月額上限は35,000円です。

 

③フリーランス協会に無料加入

フリーランス協会は、フリーランスに向けた多くのサービスを提供しています。

主なサービスは以下の通りです。

  • 賠償責任保険
  • 福利厚生(WELBOX)
  • 報酬トラブル弁護士費用保険
  • フリーランスDB(プロフィール公開サービス)
  • フリーラスに有用な情報と提供

フリーランス協会のサイトはこちら
https://www.freelance-jp.org/

 

④会計クラウドfreeeの無料利用

freeeは、確定申告を行う際の帳簿の作成や会計処置を簡単な操作で行えるサービスです。

⑤福利厚生倶楽部の使用

旅行・レジャー・グルメなどの余暇支援サービスや、育児や介護、メンタルケアなどのワークライフバランスの両立につながるサービスを提供する福利厚生の代行サービスです。

 

⑥キヤリア支援費の支給

スキルアップとみなされる支出である場合に月額1万円が支給されます。

  • 書籍や研修受講などスキルアップの支出が対象です。

 

⑦交通費の支給

月額3万円までの交通費が支給されます。

 

『Midworks』の福利厚生の価値は?

ではここで『Midworks』の福利厚生はどれくらい価値があるのでしょうか?

月額換算にするとどれくらいの金額になるかを以下の表にまとめました。

報酬保障サービス Midworks経由で12か月間業務をして、1か月間の報酬保障を受けた場合で、月単価が仮に65万円とした場合には、月額43,300円程度になります。
生命保険の半額負担 最大月額35,000円負担してもらえます。
フリーランス協会に無料加入 フリーランス協会の年会費は10,000円です。
月額で約830円程度です。
会計クラウドfreeeの無料利用 freeeのスタンダードプランの月額は1,980円(年払い)です。
福利厚生倶楽部の使用 福利厚生倶楽部の月額は800円です
キヤリア支援費の支給 月額10,000円まで支給されます。
交通費の支給 月額30,000円まで支給されます。

 

月額の合計で121,910円分のサービスや現金支給が受けられます。

上記の金額のサービスや支給が受けられる人は全ての条件をクリアした場合のみです。

 

『Midworks』をおススメしない理由

福利厚生が充実しているMidworksですが、はたして本当に得なのでしょうか?

ここからはMidworksの福利厚生サービスが得なのかを見ていきます。

Midworksをおススメしない理由
  1. 福利厚生サービスを全て利用できる人は限られる
  2. 手数料が高い
  3. 案件数が多いわけではない

①福利厚生サービスを全て利用できる人は限られている

Midworksは福利厚生がとても充実しています。ただ、その福利厚生ですが誰もが最大限のサービスを受けられるわけではありません。

サービスを受けられない場合を以下にまとめました。

報酬保障サービス 条件に「Midworks以外で案件受注や営業活動をしないこと。」とあるため、他のエージェントを利用して案件を探したいと言う人はこのサービスを受けるととが出来ません。
生命保険の半額負担 Midworksが指定した生命保険会社である必要があるため、サービスを使える人は限られます。
フリーランス協会に無料加入 既にフリーランス協会に加入している人はメリットがありません。また、月額で830円程度の恩恵なのであまりメリットがありません。
会計クラウドfreeeの無料利用 他の会計クラウドサービスを利用している人は、恩恵を受けることが出来ません。
福利厚生倶楽部の使用 フリーランス協会に加入するとWELBOX(複利厚生サービス)を利用できるため、個別に加入するメリットはあまりありません。
キヤリア支援費の支給 毎月10,000円の支給を受けるためには、毎月10,000円以上の書籍の購入や研修の受講をする必要があり、サービスの恩恵を最大に受けることが難しい部分があります。
交通費の支給 通勤が少ないリモートが中心の環境の場合には、交通費支給の最大(30,000円)の恩恵が受けられません。

 

人によっては殆どサービスの恩恵を受けられないのではないでしょうか。ご自身がサービスを受けるにあたって有利な条件であるかを確認してみてください。

 

②『Midworks』の手数料は高い

『Midworks』の手数料は比較的高いです。そのため、利用できない福利厚生サービスが多くあると結果的に損をすることになります。

フリーランスエージェントの手数料比較は以下の通りです。

Midworks 20%以下であると公表していますので概ね20%であると考えられます。
通常のエージェント 多くのエージェントの手数料は10%~15%です。
PE-BANK PE-BANKの手数料は12%(初月~12カ月)・10%(13カ月~24カ月)・8%(25カ月~)です。

 

Midworksの手数料が20%で他のエージェントの場合が10%であった場合にどれくらいの差があるかを見てみましょう。

仮に月単金を65万円とした場合には、
Midworksの手数料が13万円(65万円 × 20%)となり
他のエージェントの手数料が6万5千円(65万円 × 10%)です。
差額が毎月6万5千円(年額で78万円)の差が生じます。

 

 

③案件数が多いわけではない

エンジニアが案件を探す際に重視するのが「やりたい仕事であるか」だと思います。そのため、エージェントからは多くの案件を紹介してもらう必要があります。

ただ、Midworksが保有する案件は特別多いと言うわけではありません。

私が8月に案件探しをした時にはは「レバテックフリーランス」が86件の案件を紹介してくれたのに対して「Midworks」は0件でした。

Midworksから多くの案件の紹介を受けれない場合には、複数のエージェントから案件の紹介を受ける必要があります。
そのため、報酬保障サービスの条件を満たさず報酬保障サービスを使うことが出来なくなります。

 

まとめ

Midworksの福利厚生サービスは他のエージェントに比べると手厚くなっています。

ただ、福利厚生サービスを利用するには条件がある場合も多く、全ての人が利用できるわけではありません。

また、Midworksの手数料は他のエージェントと比べる高く設定されています。

そのため、高い手数料に見合うだけのサービスが受けれるかをしっかりと考えてMidworksを利用するかの判断をする必要があります。

 

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