会社を辞めてフリーランスになる時にも失業保険はもらえます。
私も会社を辞めてフリーランスエンジニアになりましたが 失業給付金をしっかりともらってからフリーランスエンジニア(個人事業主)になりました。
フリーランスになる時でも失業保険もらえます
通常、失業給付金をもらえるのは以下のような場合です
◎ 退職→就職活動→再就職
「就職活動中」の期間に失業給付金が条件を満たしているともらえます。
しかし、通常フリーランス(個人事業主)になる人の場合は以下の流れとなります。
× 退職→フリーランス(個人事業主)
この流れですと「就職活動」をしていないので失業保険の給付の対象にはなりません。
しかし、フリーランスの場合でも「就職活動」を挟んで以下の流れならば失業給付金をもらうことができます。
◎ 退職→就職活動→フリーランス
私の場合はもともと退職後に就職活動をしていて内定をもらった企業と給与面で折り合いがつかず業務委託契約になったのがきっけてでフリーランスになったので 「退職→ 就職活動→フリーランス」という流れで 「就職活動中」に失業給付金 をもらいました。
また、フリーランスになった時点で支給残日数が3分の1以上あったので「再就職手当」をもらうことも出来ました。
フリーランスになる場合でも就職就活をしていれば「就職活動中」に失業給付を受けることが出来ます。
失業保険受給の条件
『失業保険をもらうためには条件を満たしている必要があります』
- 退職するまでの2年間に、雇用保険加入期間が通算して満12ヶ月必要です(倒産・解雇等により離職した場合は、退職するまでの1年間に、通算して満6ヶ月あれば受給資格が得られます)
- ハローワークが定める「失業の状態」であること
「失業の状態」というのは、仕事をする気があって仕事を探しているけどまだ仕事が決まっていない状態のことで、一言いうと就職活動中のことになります。あと、ハローワークで申し込みが行える公共職業訓練を受講している期間も 「失業の状態」 とみなされます。
失業給付を受け取ることが出来る条件は一定期間、雇用保険に加入していて「失業の状態」である場合です。
失業保険受給に必要な書類
失業保険給付に必要な書類には以下のようなものがあります
- 離職票
就職していた会社の離職証明書に基づき、ハローワークが交付する。
退職後に郵送されてきます。 - 雇用保険被保険者証
就職していた会社からもらいます。 - 証明写真 (縦3cm×横2.5cm)2枚
- マイナンバーの番号を証明するもの
以下のいずれか
・マイナンバーカード
・通知カード
・番号の記載のある住民票写し - 本人確認証
マイナンバーカードがある場合は不要になります。
無い場合は、免許証などの本人確認書類が必要となります - 印鑑
- 通帳
通帳を持参しておくと確実なので、お薦めします。窓口で通帳のコピーを取られて終わります。通帳無しの場合は、口座名義、口座番号、金融機関コード、店舗コードなど、記入項目が多いため面倒です
失業保険受給の流れ
『 退職した会社から受け取る書類もあるのでしっかりと知っておきましょう』

- ハローワーク第1回目:書類提出
「失業保険受給に必要な書類一式」をハローワークの窓口に提出します。
- ハローワーク第2回目:受給説明会
第1回目に出席日が指定されます(第1回目から1週間後くらい)
失業給付金についての説明や説明ビデオの視聴、配られた資料の説明を受けます。 - ハローワーク第3回目:初回員認定日
第2回目に出席日が指定されます
調査票を提出します。就職活動に関する報告をします。
自己都合退職の場合にはここから3か月間の制限期間あるため、それまで失業給付金を待つことになります。
会社都合の場合にはここから失業給付金の支払いが開始されます - ハローワーク第4回目
前回の認定日からの間に、3回以上求職活動をしたかの報告をします
これ以降4週間ごとに失業給付金がし支払われます。
まとめ
会社を辞めてフリーランスになる場合にも 失業給付金を受け取ることは可能です。ただし、 失業給付金を受け取るためには、就職活動をするか 公共職業訓練を受講する必要があります。